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WSL2上のUbuntuにFirefoxをインストールしたら手こずったので備忘録

何気に初めての記事です。
WSL2上にFirefoxをインストールを試みたところ手こずったので備忘録として残しておきます。なお、Linux初心者ですので変なことを言っていても温かく見守って欲しいです。また、この記事を参考にしたことによるトラブル自己責任でお願いします。

なぜWSL2にFirefoxを入れようとした…

前提条件

WindowsのバージョンはWindows 11 Pro 22H2 (Build 22621.1344, Stable)
Ubuntuのバージョンは22.04.2 LTS (Jammy Jellyfish)
(いずれとも2023/03/05時点での最新Ver.)
PCスペックはCPUはi7-9700K、GPUはRTX2060、RAMは32GBです。

インストール前の下準備

"sudo apt update"と"sudo apt upgrade"
は最低でもしておきましょう。でないと大抵の場合インストールでこけます。 

本題

ステップ1

先ずはSnapコマンドを使えるようにする所から始めます。
WSLでは現状snapがデフォルトでは導入されていないため手動で導入する必要があります。Githubにこの問題を解決するリポジトリが公開されているので有難く利用させて頂きます。いやー、便利な世の中だなあ

ubuntu-wsl2-systemd-script

リンク先の指示にある通りにgitコマンドでリポジトリをクローンし、クローンしたスクリプトを実行します。実行し終わった後は、一度"exit"したあとPowerShellで"wsl.exe --shutdown"で終了し、起動し直します。(>wsl.exe -d Ubuntuなど) 再起動が完了したら"systemctl status snapd"などで動いているか確認すると良いでしょう。動いていればステータスはactive(running)で帰ってくるはずです。なお、この段階でもsnapのhello-worldはインストール可能です。"sudo snap install hello-world"を実行してみましょう。

ステップ2

次にsnap-storeを導入します。snap-storeとは管理しているソフトウェアであり、hello-world等の一部のソフトウェアを除き大半のものはsnap installしてもエラーになります。なお、snap-store自体は"sudo snap install snap-store"で導入可能です。


ステップ3

最後に今回の要であるFirefoxをインストールします。"sudo snap install firefox"で導入できるようになっているはずです。ここまで来ればChromium等のsnapアプリケーションも導入可能になっているかと思います。作業お疲れ様でした。